ドローンの機体重量とは?100g基準との関係

ドローンの機体重量とは、何のことでしょうか?
機体重量とは、ドローン本体の重さのことです。航空法の「無人航空機」にあたるかを判断するときは、バッテリーを含めた重さで考えます。
この記事では、機体重量の意味と、100g基準との関係、重さの確認方法を、国土交通省の情報をもとに、初心者向けに整理します。
※これからドローンを始めたい初心者の方向けの記事です。

この記事でわかること

  • 機体重量の意味と、似た言葉との違い
  • 100g基準との関係と、重さの数え方
  • 重さの確認方法と、迷いやすい点

結論:重さは「機体本体+バッテリー」で数える。100g以上かどうかが分かれ目

航空法の「無人航空機」にあたるかどうかは、機体本体の重さと、バッテリーの重さの合計が、100g以上かどうかで決まります。ちょうど100gの機体も、100g以上にあたります。

無人航空機そのものについては、無人航空機とは?ドローンとの違いを解説をご覧ください。

機体重量とは?似た言葉との違い

ドローンの重さを表す言葉は、いくつかあります。混ざりやすいので、整理しておきましょう。

言葉 意味 使われる場面
機体重量 ドローン本体の重さ。仕様表では、バッテリーを含むかどうかが、表記によって違うことがある 仕様表、機体の登録の申告
100g基準の重さ 機体本体の重さと、バッテリーの重さの合計 航空法の「無人航空機」の判定
最大離陸重量 一般には、機体・バッテリー・荷物などを含めて、離陸できる重さの上限 仕様表、国土交通省の資料(25kg未満など)
ペイロード 機体が運べる、荷物や機器の重さ 仕様表、荷物を運ぶとき

ペイロードについては、ドローンのペイロードとは?積載できる重さと注意点をご覧ください。

100g基準との関係

  • 100g以上の場合:航空法の「無人航空機」にあたります。屋外で飛ばすには機体登録が必要で、原則としてリモートIDの搭載も必要です。国土交通省は、100g以上の機体が、飛行の許可・承認の制度など、航空法の規制の対象になるとしています。
  • 100g未満の場合:航空法の「無人航空機」にあたらず、登録の義務の対象ではありません。ただし、空港等の周辺や高い高度で飛ばすことなどは、規制を受けることがあります。

くわしくは、ドローンの機体登録とは?対象と手続きの基本、ドローンのリモートIDとは?仕組みと確認事項、ドローンの飛行許可・承認とは?初心者に必要?、100g未満のドローンなら何もしなくていい?をご覧ください。

重さの確認方法

  1. 仕様表で、重さを確認する:「重量」が、バッテリーを含む数字かどうかを、確かめます。「バッテリー込み」「離陸重量」などの注記を、見てください。表記は、メーカーや機種によって違うことがあります。
  2. 100g前後の機体は、実際に量る:機体本体と、飛ばすときに付けるバッテリーを、いっしょに量り、100g以上かどうかを確かめます。
  3. 迷うときは、問い合わせる:機体のメーカーや、国土交通省の無人航空機ヘルプデスクに、確認しましょう。

数え方で迷いやすいこと

  • 外付けのリモートID機器:重さに含める必要は、ありません。100g未満の機体に、外付けの機器をつけて、100g以上になっても、登録の対象になる重さは、機体本体とバッテリーの合計です。
  • 荷物(ペイロード):国土交通省の定義には、荷物の重さは入っていません。
  • それ以外の部品:プロペラの保護カバーなどの付属品や、記録用のカードなどを、重さに入れるかは、私が確認した公的な資料では、はっきり書かれていません。100g前後で迷うときは、メーカーや国土交通省に確認してください。
  • 改造をしたとき:登録した、改造した機体や自作した機体は、機体重量・最大離陸重量・機体寸法のどれかが、10%以上変わったとき、変更の届出が必要です。

登録のときに申告する重さ

機体登録のときは、機体重量、最大離陸重量、機体寸法を申告します。飛ぶ形態によって、これらの値が変わる場合は、いちばん大きくなる場合の値で、申告します。

100g以外の基準もある

重さを基準にしたルールは、100gだけではありません。たとえば、登録記号の文字の高さは、25kg未満の機体は3mm以上、25kg以上の機体は25mm以上です。また、最大離陸重量が25kg未満かどうかで、承認の取り扱いが変わる場合があります。くわしくは、ドローンの登録記号とは?表示ルールを解説をご覧ください。

機体重量についてのよくある疑問

Q. ちょうど100gの機体は、対象ですか?

A. 対象です。航空法の無人航空機から除かれるのは、100g未満のものです。100gちょうどは、100g以上にあたります。

Q. 仕様表の重さが99gなら、100g未満ですか?

A. 仕様表の重さが、バッテリーを含む数字かを、確認してください。含まない数字なら、バッテリーを足すと、100g以上になることがあります。迷うときは、実際に量るか、メーカーに確認しましょう。

Q. 100g未満の機体なら、何もしなくていいですか?

A. 登録の義務はありませんが、空港等の周辺や高い高度での飛行などには、規制があります。条例などもあるため、飛ばす前に確認してください。くわしくは、100g未満のドローンなら何もしなくていい?をご覧ください。

Q. 外付けのリモートID機器をつけて、100gを超えたら、登録が必要ですか?

A. 外付けのリモートID機器の重さは、含める必要がありません。登録の対象になる重さは、機体本体とバッテリーの合計です。

まとめ

  • 航空法の「無人航空機」にあたるかは、機体本体とバッテリーの重さの合計が、100g以上かどうかで決まります。
  • 仕様表の重さは、バッテリーを含むかが違うことがあるため、注記を確認します。100g前後なら、実際に量ります。
  • 外付けのリモートID機器は、重さに含めません。荷物の重さも、定義には入っていません。
  • 迷うときは、メーカーや、国土交通省の無人航空機ヘルプデスクに確認します。

参照元:国土交通省「飛行ルール(航空法第11章)の対象となる機体」(https://www.mlit.go.jp/koku/koku_fr10_000040.html)、国土交通省「ドローン登録システム(DIPS)よくある質問」(https://www.dips-reg.mlit.go.jp/contents/drs/question.html)、国土交通省「無人航空機登録ポータルサイト」(https://www.mlit.go.jp/koku/drone/)
最終確認日:2026年10月15日
※法律・制度は変更されることがあります。飛ばす前には、最新の公式情報を確認してください。

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